2011/07/14

Linger on...












Listening to "Pale Blue Eyes" by The Velvet Underground...

The Velvet UndergroundのPale Blue Eyesを聴きながら・・・

2011/06/27

Lack















Although he did not remember what he has dreamed, he had a feeling of lack. He woke up with sleepy head, turned the pages of his “dream – diary” and there was nothing to write down. Took a shower, dried his spiky short hair, opened a makeup box and then he was a she. He was walking around an X-rated movie theater as his work on alternate days. Taxi drivers saw her on the street and were afraid they encountered the angel of death at dusk.

On a shabby carpet in a gloomy tiny room, a fat lad was kissed roughly by her and felt like he has got his face sandpapered. “Are you a man?” She only smiled and kept her mouth barely opened in the shades of her long brown hair. He stopped thinking and asking what will happen next.

“Do I live free? Hmm, People want to live free like a bird but I know it is totally nonsense. If I were a bird I always would have to feel my body temperature, eat ugly worms and travel a lot… so disgusting! I would rather be a butterfly with big and grace wings… eating sweet flower syrup and moving to places with lights all the time. We do not have to think how to live free if we are so.”

It was smoky in a taxi. He noticed that the taxi driver was silently laughing at him. He remembered that his grandfather taught that a butterfly lost its legs is no longer diurnal. He was not interested in what she lost but wanted to lick again her very thin rib bones like nervule. He was still tasting her floury skin in his mouth.

彼は夢で見たことを覚えていなかったが、何かが欠落していると感じた。ぼんやりしたまま目を覚まし、夢日記帳を開いてはみたが、そこに書くことは何もなかった。シャワーを浴び、とげとげしい髪を乾かし、化粧箱を開けて、彼は彼女になった。隔日の仕事の仕事として、いつも通りポルノ映画館の周りをぶらつく。タクシーの運転手たちは、通りに立つ彼女を見て、夕暮れ時に疫病神に会ったような気持ちになった。

小さく薄暗い部屋のボロボロの絨毯の上、太った若者が彼女に激しく口を吸われ、自分の顔がサンドペーパーで削られたように感じた。「もしかして、男?」彼女は只薄笑いを浮かべ、長く茶色い髪の陰でうっすらと口を開いて見せた。彼は、これから何が起きるのかと考えることも聞いてみることもやめてしまった。

「自由に生きてるかですって?そうね、よく鳥のように自由に生きたいなんて言うけど、そんなの冗談じゃないわよ。わたしが鳥だったらいつも自分の体温を意識して、醜いムシを食べて、いつでもあちこちを飛び回って・・・ああ気色悪い!どうせなら大きくて優雅な翅の蝶になるわ・・・甘い花の蜜を吸って、いつでも明るいところから明るいところへ。自由に生きていれば、自由に生きることなんて考えたりしないわよ。」

タクシーの中は煙たかった。運転手が息を殺して彼を嘲笑っているのがわかる。彼の祖父が、脚を失くした蝶はもう昼行性ではいられなくなると言っていたのを思い出した。彼女が何を失くしたかなんてどうでもよかったが、翅脈のような彼女の肋骨をまた舐めたいと思った。彼は口の中で、彼女の粉っぽい皮膚をまだ味わっていた。

2011/06/16

"Lunatic Stage"












In the late night, I listen to the voice of the actors on a “Lunatic Stage”. In the time of awakening, I watch the plays of the actors in my dream. I am lack of equilibrium but I feel I got my sense of smell recovered a little. I am thinking of the faces of others.

夜遅く、「lunatic stage」の役者たちの声を聴く。目覚めの時、夢の中の役者達が演じる様を観る。感情が均衡していないが、自分の嗅覚が少し回復してきたのがわかった。他人の顔についての考え。

2011/06/04

Missing link















Here in my blog I did not want to write about anything happened in Japan while I was there. My deep thoughts are aimed on reality and fiction, listening to chill out music and Iggy Pop and I have been talkative but silent in mind… is it an approach to myself like dissociative identity disorder? The missing link between those extreme opposites is buried in words – as I write. Write, write, write… that is the other side of me.

日本にいる間、このブログに現地で起こったことをあれこれと書き記すことはしたくなかった。深い思慮は現実と虚構に向かい、チルアウトミュージックとIggy Popを聴き、あれこれと口を開くが内心では沈黙している・・・これは解離性同一性障害のような自身への接触なのだろうか?これらの対極的な物事の間にある「失われた鎖」は、「自身が書き連ねる」言葉に埋葬されている。書いて、書いて、書いて・・・それがもう一つの自分。

2011/04/19

写真集販売関連イベントのお知らせ

塩谷賢作写真集「See-through Chrysalis」販売関連イベントのお知らせです。

1.写真展示・販売サイン会

日時: 5/1(日)・5/8(日)両日共に15:00~18:00
会場: カフェレスト カズン 〒111-0032東京都台東区浅草1-41-8
電話:  03-3842-3223
店舗HP: http://cuzn.tumblr.com/
地図:地下鉄銀座線浅草駅・田原町駅より徒歩約10分、つくばエクスプレス浅草駅より徒歩約5分。
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%8F%B0%E6%9D%B1%E5%8C%BA%E6%B5%85%E8%8D%891-41-8&lr=&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wl

 当日は作家も会場にいます。既に写真集をご購入された方にもサインいたします。

2.北欧文化協会 五月例会

講演: 「蛹(さなぎ)の中で-リトアニアで暮らす日々」 "Being in a chrysalis - Life in Lithuania"
講師: 塩谷 賢作(写真家、UAB Studio Aika, Vilnius代表)
日時: 5/6 (金) 19:00~21:00
協会HP: http://www.hokuobunka.org/
会場 京橋プラザ区民館
・中央区コミュニティバス(江戸バス)北循環28番 新富区民館バス停 または 北・南循環1番バス停中央区役所バス停 徒歩5分
・東京メトロ有楽町線新富町駅下車2番出口 徒歩5分
・都営地下鉄浅草線宝町駅下車A1番出口 徒歩5分
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&rlz=1T4RNTN_jaLT378LT387&um=1&ie=UTF-8&q=%E4%BA%AC%E6%A9%8B%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B6%E5%8C%BA%E6%B0%91%E9%A4%A8+%E5%9C%B0%E5%9B%B3&fb=1&gl=jp&hq=%E4%BA%AC%E6%A9%8B%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B6%E5%8C%BA%E6%B0%91%E9%A4%A8&hnear=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%96%B0%E5%AE%BF%E5%8C%BA&cid=0,0,5654684783984509851&ei=7RatTdjkHYPksQPomtjGCQ&sa=X&oi=local_result&ct=image&resnum=6&ved=0CEMQnwIwBQ
どなたでもご参加になれます。直接会場にお越しください。写真集購入ご希望の方は事前にお知らせください。
参加費  非会員 1000円(学生 500円)/正会員 無料

2011/03/30

4/2(Sat) 写真集販売・イベントのお知らせ

4/2(土)に行われるイベント「日常茶飯事vol.2」にて、塩谷賢作写真集「See-through Chrysalis」の販売を行います。作家本人も参加します。さまざまな作家の作品紹介や料理もたのしめる、何が出るかは行ってみてからのお楽しみというイベントです。

写真集「See-through Chrysalis」発売中:
http://www.moontea.co.jp/shopdetail/009000000001/order/

>> 2011.4.2(土)14:00~17:00
>>
>> ●
>> 「日常茶飯事」開催によせて
>>
>> 僕らは、ごはんを食べて生きていく。
>> これまでもそうだったし、今日も明日も明後日も…
>> これからもずーっと続いていく、人の変わらぬ営みです。
>>
>> 震災は、そして自然は、圧倒的でした。
>> 爪跡と呼ぶには、あまりにも大きな傷を残し、
>> 僕らの生きる世界を、一変させてしまいました。
>>
>> 少しずつ「日常」を取り戻しつつある、東京に住む自分たちも、
>> その「日常」の輪郭すらも、あやふやな毎日の中、
>> 悩みながら、迷いながらも、ひとりひとり
>> 前へ進んでいこうとしているところだと思います
>>
>> 近所で早咲きの桜が花開きました。
>> 何食わぬ顔で、春はやってきています。
>> 僕らは、そんな新しい季節の息吹を分かちあいたく
>> 週末、みなさまと集う場を設けたいと思いました。
>>
>> みんなで美味しい物を食べ、季節を感じ、そして祈る。
>> 美味しい時間を共有する、今回はただこれだけのことをしてみたいと思います。
>> ありふれているかもしれないけれど、
>> 愛おしい「日常」を見つめ直す、ひとつのきっかけとなってくれたら
>> これ幸いと思っております。
>>
>> ●開催概要
>>
>> 日常茶飯事 vol.2
>> 2011.4.2(土)14:00~17:00
>>
>> 場所:大蔵メヂロスタジオ(株式会社カイト内)
>> 〒157-0074 東京都世田谷区大蔵6-18-17 Tel:03-3749-1565
>>
>> 会費(食材代):¥1,000
>> 持ち物:マイ箸+プレート
>>
>> ※当日は、東北地方太平洋沖地震への義援金を受け付けする他、
>> 東北の被災地へお届けする、支援物資も受付いたします。
>> 詳細は下記をご覧ください。
>>
>>
>> ●食材について
>>
>> 今回は、つむぎやがご縁があった、
>> 茨城のきま畑、そして同じく茨城のサンキュウ農園の食材を中心に使う予定でございます。
>> 「春」を感じる料理を、おにぎりやパスタなど、いろいろ作りたいと思っています。
>>
>> 私たちの日常時茶飯事、毎日の食卓を支えてくれるのは、農家さんです。
>> 特に東京に暮らす我々にとって、関東近郊の農家さんたちの存在はかかすことができません。
>> 季節の声を聞き、土と向き合う、真摯に野菜作りに取り組まれている農家のみなさんが
>> 今後も安心して継続して野菜作りを営むことができることを願って、
>> そして微力ながらサポートしていくメッセージを発信したいと思っています。
>>
>> ※今回使用する食材に関しては、政府が出荷停止をかけていないもの、
>> をひとつの基準にしつつ、農家さんとやり取りしながら
>> 使用する食材を決めたいと思います。
>> 原発事故から派生した、食品の放射能についての問題は、
>> 様々なスタンスの方がいると思いますし、それを否定も肯定もいたしません。
>> 自己責任でご参加ください。
>>
>> ●チャリティーについて
>>
>> 1.
>> 会場となるメヂロスタジオを運営する株式会社カイトとご縁のある
>> タマクーヘンさん(株式会社クルヴェル・キャン)のバウムクーヘンの
>> 販売を予定しております。その売り上げの一部を寄付する予定です。
>>
>> 2.
>> 今回イベント会場に、募金箱を設置し、震災の被災地に送る義援金を
>> 集めたいと思っています。
>> 寄付先は、お金が使われるまで時間(手続き)を要する
>> 大きな団体に寄付するのではなく、現地で活躍する
>> プロフェッショナルなNGOとNPOであること。
>> お金の「使い道」がわかり、かつスピーディーに活かされ、
>> 困っている人への支援がダイレクトに届く、またそのリアクションがわかるところ。
>> そういった観点から、特に医療の分野で活動している、
>> 特定非営利活動法人 AMDA(アムダ)に寄付することにいたしました。
>>
>> 医療支援、生活・物資支援
>> 特定非営利活動法人 AMDAアムダ
>> http://amda.or.jp/
>>
>>
>> 3.
>> 株式会社カイトでは、原発事故の影響などから、支援の手が届きにくい
>> 東北の被災地へ支援物資をトラック直接手配し届ける予定です。
>> イベント当日も支援物資を受付いたします。
>>
>> 以下のもので、ご協力いただけるものがあれば、ぜひお持ちください。
>> ・パンツ (パンツにしぼった話でなければ「下着」という表現に変更)
>> ・生理用品
>> ・おむつ(成人用)
>> ・靴下
>>
>> ※すべて新品のものに限ります。
>>
>> ●カンタンなワークショップも
>> イラストレーター・ミゾヨシオがメインとなり、
>> つむぎやと共に立ち上げるプロジェクト「FUKUAKARI」が
>> 「祈る」ことをテーマに、ちょっとしたお守りワークショップなんてのを
>> やってみる予定でございます。
>>
>>
>> ●その他
>> 今回のイベントに、お腹ペコりんこで食べに来ていただけるだけで、
>> 大歓迎なのですが、チャリティーについてのアイデアや、
>> 自分も当日料理を作りたい、持ち込みたいなどなど、
>> みなさまの参加も大歓迎です。
>>
>> それからだいたいの人数が把握できるとありがたいので、
>> もし出席いただける方は、メールなどでご一報いただけると幸いです。
>> もちろん当日ふらっと来られるのも、もちろんOKです。
>>
>> ●
>> 会場までのアクセス
>>
>> 場所:大蔵メヂロスタジオ(株式会社カイト内)
>> 〒157-0074 東京都世田谷区大蔵6-18-17 Tel:03-3749-1565
>> →徒歩 二子玉川駅・成城駅それぞれ約30分~40分
>> →バス 田園都市線二子玉川駅から、成城学園駅行き「永安寺」下車
>>     小田急線成城学園駅から、二子玉川駅行き「永安寺」下車
>>
>> ☆スリーエフとブックオフの反対側の路地を入ってすぐ右側の茶色の建物です。
>> お車での来場はご遠慮ください。
>> 地図を添付いたしましたので、そちらもあわせてご覧ください。
>> (地図内のコンビニの名前に誤りがあります。
>> 「ミニストップ」ではなく「スリーエフ」です)
>>
>>
>> それでは、みなさまにお会いできるのを楽しみにしています。
>>
>>
>>
>> ●
>> つむぎや
>> マツーラユタカ
>> matsuura@tsumugiya.com
>> http://www.tsumugiya.com
>> http://twitter.com/matsu_tsumugiya
>>
>●
つむぎや
マツーラユタカ
matsuura@tsumugiya.com
http://www.tsumugiya.com
http://twitter.com/matsu_tsumugiya

2011/02/03

Vienna - a box












I put myself in a box called Vienna. Different fresh air and city life helped casting off my skin. It is natural that it takes time to make scales harder by drying. Then I captured different races, opera, and moonlight. I sneaked out from the box with some wounds and new body.

I am in a box called Vilnius now and I feel I have venomous fangs strengthened but some things lack in my mind – I have been thinking of my senses proper to my own instincts.

Viennaという箱の中に自分を入れてみた。異なった新鮮な空気が脱皮を促した。鱗が乾燥によって硬くなるのに時間がかかるのは自然なこと。そして異なった人種、オペラと月光を捕食した。いくつかの傷を負いながらも、新しい身体で箱から抜け出した。

今はVilniusという箱の中にいて、毒牙は強化されたように思うが、精神に何かが足りない‐自身の本能に特有の感覚について考えている。